P-EMG plus

ご要望にお答えし、Personal- EMGの後継機種であるP-EMG plusを開発しました。 P-EMG plusは幅広い分野で活躍する筋電計です。 USBでパソコンと接続するだけで簡単に筋電(EMG)や心電(ECG)が計測できます。 CH数は8CHと16CHの2タイプをご用意。各CHには弊社の筋電センサだけでなく、 他のセンサも接続可能で、「リハビリテ ーション」・「ロボティクス」・「エルゴノミクス」・「バーチャル・リアリティ」・「スポーツサイエンス」など幅広 い分野でご利用頂けます。

本製品は基礎医学研究用機器のため、臨床用途には使用できません。

こちらの製品の新規販売受付は終了させて頂きました。 今後は後継機種である「SI1000」をご検討下さい。 比較表はこちらです。
センサやオプション品の追加購入や補修については継続中です。 問い合わせフォームよりご連絡下さい。

筋電計測方法

被験者の計測箇所にセンサを取り付け、検出した筋電信号を筋電センサ及びSI1000本体で増幅します。
増幅された筋電信号は、SI1000本体内部でA/D変換を行い、パソコンにUSBで通信します。
PC上では、インストールされた付属ソフトウェアにて波形表示・波形保存を行い、 そのデータを用いて解析等を行います。
また、SI1000はトリガ入出力機能も標準装備していますので外部システムと同期して計測することも可能です。
その他、外部装置との接続も可能で、外部からの入力信号を取込んでPCに通信したり、計測した信号を外部装置に出力する事 もできます。
外部出力機能を用いれば、ユーザ様が構築されたシステムにて筋電信号を活用することができます。

  • 高精度かつ低コストな生体信号計測を実現。
  • センサはプリアンプ対応で高い対雑音性を実現。
  • 導入・運用が容易なUSB通信方式を採用。
  • 波形表示・保存ソフトウェア標準付属。
  • 本体のCH数(8CHタイプ OR 16CHタイプ)やセンサの種類が選択可能。
  • 各CHには筋電センサだけでなく他のセンサも接続可能。(BNC変換コネクタをオプションで用意)
  • アナログ出力機能により外部装置との通信が可能。
  • 高サンプリング(可変可能)。

P-EMG plus

入力 筋電&外部入力 計8ch
入力電圧範囲 最大±5V
出力/td> アナログ出力 8ch
出力電圧範囲 最大±10V
フィルタ DCモード フィルタなし、 ACモード HPF&LPF適用
HPF 1.64Hz
LPF 400Hz、800Hz、1300Hz、2300Hz(裏面スイッチで切替)
周波数特性 DC~44.23kHz
ゲイン 2倍 さらに表面スイッチで1倍~10倍が可能
インピーダンス 入力インピーダンス 約51kΩ、出力インピーダンス 約510Ω
電源/消費電力 AC100V(付属ACアダプタを使用)/4.0VA
本体サイズ H66mm×W210mm×D160mm(突起部は除く)

P-EMG plus用A/D Box

入力 8ch仕様:8、16CH仕様:16
入力電圧範囲 最大±10V
分解能 8ch仕様:14bit、16CH仕様:16bit
サンプリング周波数※1 1KHz、2KHz、3KHz、5KHz
インピーダンス 入力インピーダンス 約680kΩ
電源 USB bus power (PCより供給)
本体サイズ H30mm×W149mm×D200mm(突起部は除く)
ホストとの接続 USB

周波数解析用筋電センサ※2

入力 1ch(差動計測なので接続箇所は1chで2箇所)
出力電圧範囲 最大±5V
ゲイン 500倍
周波数特性 1.59Hz ~ 44.23kHz
配線長 約 1.5m
電源 ±5V(本体より供給)
プリアンプ部サイズ H4.5mm×W35mm×D19mm(湿式)
H4.5mm×W31mm×D19mm(乾式2極/3極)
H4mm×W21mm×D10mm(小型乾式2極)

動作環境※3

OS Windows 日本語版 7/8/10
CPU core 2 Duo 2GHz以上
メモリ 2GB 以上
グラフィック XGA(1024×768)以上
その他 DVDドライブ。 USBポート。 Microsoft Mouseまたはこれらと互換のポインティング デバイス。

※1 ホストに依存します。
※2 湿式、乾式共通仕様です。
※3 全ての動作を保障するものではありません。

付属品

8CH標準品
本体(8CH仕様) 1台
筋電センサケーブル(1.5m) 8本 (湿式・乾式2極・乾式3極・小型乾式2極の中からご選択。)
リファレンスケーブル(1.5m) 1本 (クリップ・バンドからご選択。)
A/D BOX(8CH仕様) 1台
A/D BOX用接続ケーブル 1本
USBケーブル 1本
ソフトウェアCD-ROM 1枚
ACアダプタ 1個
ディスポ電極(50個/袋) 1袋 (湿式センサタイプの場合に付属)
16CH標準品
本体(8CH仕様) 2台
筋電センサケーブル(1.5m) 16本 (湿式・乾式2極・乾式3極・小型乾式2極の中からご選択。)
リファレンスケーブル(1.5m) 2本 (クリップ・銀棒・バンドの中からご選択頂けます。)
A/D BOX(16CH仕様) 1台
A/D BOX用接続ケーブル 2本
USBケーブル 1本
ソフトウェアCD-ROM 1枚
ACアダプタ 2個
ディスポ電極(50個/袋) 2袋 (湿式センサタイプの場合に付属)

※  センサの本数は適宜調整頂けます。
※  既設のA/DBOXやソフトウェアを使用される場合は内容から外す事も可能です。

センサケーブル

センサケーブルは、4種類ご用意しております。
使用用途によって、ご選択下さい。詳細は右ページからご参照できます。

詳 細

ソフトウェア

P-EMG plusにはソフトウェアが付属しています。
「リアルタイムモニタリング」・「リアルタイムフィルタリング」・「CSVデータ保存」・「波形情報表示」・「印刷」等の機能を有しています。

詳 細
フィルタボックス

「フィルタボックス」はP-EMG plus本体と接続して使用します。
本体からの信号にハード的なフィルタをかけ、外部に信号を出力します。
外部出力機能をご使用される方は、フィルタボックスのご購入も是非ご検討下さい!!

ジョイントボックス

「ジョイントボックス」はセンサケーブルとP-EMG plus本体との間に設置する、中継Boxの役割を果たします。
腰に簡単に取り付けられるようになっており、ケーブルの巻き込みや、つまずきなどの事故防止に役立ちます。
動作解析等に筋電計をご使用になられる方は、ジョイントボックスのご購入も是非ご検討下さい!!

バッテリパック

「バッテリパック」は、P-EMG plusを連続で最大10時間程度の使用可能です。
フィールドでP-EMG plusをご使用になられる方は、バッテリパックのご購入も是非ご検討下さい!!

インプットユニット

「インプットユニット」は、P-EMG plusに外部機器からのアナログ信号を入力する際に使用します。
本インプットユニットを使用することで、P-EMG plusにBNC入力が可能になります。
P-EMG plusには±5V以下でDC~2kHz程度までの信号が入力可能です。

一般的な質問

技術的な質問

本体CHの増設やセンサの単体購入は可能ですか?

P-EMG plus本体は8CHのみでCHの増設は行えませんが、A/D BOXは16CH用をご用意しており、 P-EMG plus本体(8CH)を2台接続することで、16CH用としてご使用頂けます。
また、センサの単体購入も可能です。詳しくは弊社までお問い合わせください。

湿式・乾式、両センサの併用は可能ですか?

可能です。
詳しくは弊社までお問い合わせ下さい。

湿式センサと乾式センサの違いは?

各センサの特徴を下記表にまとめました。

使用用途 安定度 前処理 長時間の計測 ランニングコスト
湿式センサ 解析 かかる
乾式センサ 評価 必須 かからない
使用用途 精密解析で使用される場合は、湿式センサを選ばれる方が多く、 脱着の多い用途で使用される場合は、乾式センサを選らばれる方が多いです。
安定度 各センサとも精度的には同じですが、乾式電極は肌の状態に左右され易いという特徴があり、 きちんとした前処理(計測部の肌の角質を落とす等)を行う必要があります。 (湿式でも精度を求める場合は前処理を行います。)
前処理 アルコールで拭いてください。 さらに前処理剤の使用で安定した高精度な計測が行えます。 乾式を使用する際に皮膚が乾燥している場合には保湿や導電ゲルの併用をご検討ください。
長時間の計測 湿式センサは長時間安定して計測が行えます。 乾式センサは肌状態に左右され易いため、 例えば計測中に汗をかくなど肌状態が変わると計測結果に影響が出る可能性があります。
ランニングコスト 湿式センサは電極部が使い捨てになっているため、 電極(ディスポ電極)を交換する必要があります。
リファレンスケーブルの種類と特徴は?

筋電計測の為の基準電位を取るリファレンスケーブルには、リファレンスクリップとリファレンスバンドがあります。

リファレンスクリップは使い捨てのディスポ電極を使用するタイプで 確実な信号計測が出来るかわりにランニングコストが発生します。
リファレンスバンドはその逆で乾式タイプなのでランニングコストは発生しませんが、 皮膚状態により計測が不安定になる可能性があります。
解析用途ではクリップが、制御用途ではバンドがおすすめです。

周波数解析用筋電センサと筋電センサの違いは?

現在のバージョンでは、周波数特性以外は共通となっております。(※小型電極は除く)
P-EMGplusではコネクタのチューブが青色と緑色の製品が接続可能です。

Linuxに対応していますか?

OSはWindows7、8、10に対応しております。
Linuxの対応予定は、今のところ御座いません。

16CH以上の計測は可能ですか?

A/D BOXと付属ソフトウェアは8CH用と16CH用の2種類のみをご用意しております。
16CH以上の計測の場合は、対応したA/Dボードやソフトウェア等を別途ご用意下さい。

納期はいつですか?

在庫がある場合は受注後1週間程になります。
在庫状況により2~3週間程、納期を頂く場合がこざいますので予めご了承ください。

薬事法の承認は受けていますか?

本製品は、現時点では実験・研究用途を前提に製品販売しており、薬事法の申請及び承認は受けておりません。
しかしながらご要望が多いため、現在薬事法の申請を検討しております。

筋電を計測するには何を用意すればよいのでしょうか?

P-EMG plusには、本体・筋電センサ・A/D BOX・ソフトウェアが全てセットになっておりますので、 PCをご用意頂ければご購入後すぐに計測が行えます。

他のソフトウェアを使用することは可能ですか?

付属ソフトウェアが保存データをCSVに変換する機能を有しておりますので、 そのCSVファイルを他のソフトウェアに読込んで頂くか、リアルタイムで処理を行う場合は、 P-EMG plus 本体裏面のOUTPUTコネクタよりアナログの信号が出力されておりますので、 別途A/Dボードなどをご用意頂き、他のソフトウェアに読込んで頂く形になります。
詳しくは弊社までお問い合わせください。

他のセンサを接続することは可能ですか?

P-EMG plusは、弊社の筋電センサだけでなく、他のセンサも接続できるように内部回路を設計しております。
入力電圧の範囲は±5Vです。
詳しくは弊社までお問い合わせください。

ただし、弊社のIDPAD・IWPADシリーズ(チューブ色 黒) 及びPersonal-EMGの筋電センサは接続する事が出来ません。

→IDPAD・IWPADシリーズのリニューアルによりコネクタ部分のチューブが 緑色のものはご使用頂けるようになりました。
P-EMG plus用筋電センサとの違いは周波数特性のみです。

納品実績を教えて下さい。

弊社、筋電関連製品群の納品実績につきましては、 納入実績ページ にまとめております。
是非ご参照下さい。

表面筋電位計測装置 ※ 販売終了しました。

P-EMG plus一式 本体の新規販売は終了しており、現在はオプション品やセンサの販売のみとなっています。
センサの種類と本数 湿式、乾式三極、乾式二極、小型乾式から選択
※湿式の場合、使い捨てのディスポ電極が必要になります。
リファレンスケーブルの種類 リファレンスクリップ(湿式)、リファレンスバンド(乾式)から選択 ※湿式の場合、使い捨てのディスポ電極が必要になります。
A/D boxの有無 PCへのデータ保存を希望される場合に必要。
Filter boxの有無 別機器への信号出力を希望される場合に必要
Joint boxの有無 本体から離れた場所で計測される場合に必要
Battery packの有無 バッテリー駆動を希望される場合に必要
Input unitの有無と個数 別機器からの信号入力を希望される場合に必要
カタログ

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